HSC知ってください【スミレ③】

こんにちは、新潟のスミレです。
前回の記事では、
HSCとは何か?
そしてその特徴にはどんなものがあるかをお伝えしました。
感覚的に敏感、他人の気持ちに敏感、環境やモラルに敏感…
「わが子に当てはまる!」という特徴に気づき、
時には育てにくいと感じていたことが
ひと一倍強い敏感さが原因だったのかもしれない…
と腑に落ちた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はHSCかどうかを知るための「23のチェックリスト」と、

近年付け加えられた「DOES」という4つの性質についてお伝えします。

【23のチェックリスト】
次の23の質問に、感じたままに答えてください。
子どもについて
どちらかと言えば当てはまる場合、あるいは過去に多く当てはまった場合には「はい」
まったく当てはまらないか、ほぼ当てはまらない場合は「いいえ」と答えてください。
1.すぐにびっくりする
2.服の布地がチクチクしたり、靴下の縫い目や服のラベルが肌に当たるのを嫌がる
3.驚かされるのが苦手である
4.しつけは、強い罰よりも優しい注意の方が効果がある
5.親の心を読む
6.年齢のわりに難しい言葉を使う
7.いつもと違う匂いに気づく
8.ユーモアのセンスがある
9.直感力に優れてる
10.興奮した後はなかなか寝つけない
11.大きな変化にうまく適応できない
12.たくさんのことを質問する
13.服が濡れたり、砂がつくと着替えたがる
14.完璧主義者である
15.誰かがつらい思いをしていることに気づく
16.静かに遊ぶのを好む
17.考えさせる深い質問をする
18.痛みに敏感である
19.うるさい場所を嫌がる
20.細かいこと(物の移動、人の外見の変化など)に気づく
21.石橋をたたいて渡る
22.人前で発表する時には、知ってる人だけのほうがうまくいく
23.物事を深く考える

得点評価:  13個以上に「はい」なら
お子さんはおそらくHSCでしょう
しかし、心理テストよりも子どもを観察する親の感覚の方が正確です。
たとえ「はい」が1つか2つでも
その度合いが極端であれば
子さんはHSCの可能性があります。

【DOES  4つの性質とは】・HSCの根っこに必ずあるもの。
・HSCかどうかの判断基準となる。
・以前の判断基準は「23項目のチェックリスト」だったが、
近年はこの4つ全てが必ず揃うことが加わった。
・4つの性質を表す次の英語の頭文字で、日本語訳は以下。

①Depth …深く考える

②Overstimulation …過剰に刺激を受けやすい

③Empathy &Emotional…共感力が高く、感情の反応が強い(ミラーニューロンという共感の脳神経の働きが活発だという研究データあり)

④Subtlety…ささいな刺激を察知する(ちょっとした変化にすぐに気がつく、いつもと違う配置や新しい物などがあることにすぐに気がつく)

【HSCが自己肯定感を持ちにくい4つの理由】

「23のチェックリスト」「DOES」で当てはまる性質があるため、
非HSCと比べると自己肯定感を持ちにくい傾向が生じてしまう。
なぜかというと…
①しつけの影響を受けやすい
(過剰に刺激を受けやすい性質 のため、同じことを言われても非HSCよりダメージが大きい)
②自分に厳しい
(自分の欠点やできないことをよくわかっている)
③手のかからない、いい子になりやすい
(相手の気持ちを察知し、大人の期待通りに動こうとするため)

④集団生活が苦手(深く考える性質のため一斉にする場面で時間がかかってしまう、生徒同士のいさかいや先生の叱り声が当事者でないにも関わらず怖い、給食を無理矢理食べさせられことも大きな恐怖になってしまう)

では、HSCの自己肯定感を育てていくためには、どうすればよいのでしょうか。
次回に続きます。

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