ヒューマンライブラリー「桜」に
お立ち寄りくださり
誠にありがとうございます。
ヒューマンライブラリーとは?
ヒューマンライブラリーとは、障害者や社会的マイノリティを抱える人に対する偏見を減らし、相互理解を深めることを目的とした試みです。
「人を『本』に見立てて読者に貸し出す図書館」という意味です。
読者と「本」が出会う場を設けて対話する形式が多いようですが、
それをこちらではあえてオンラインで発信することにしました。
なぜオンライン?
不登校はクラスに1人は居ると言われていても、我が子がそうなった時、同じ境遇の人と繋がるチャンスはそんなにありません。
普段なら隣近所や、ママ友に聞けることも、不登校だと訊ける相手もいないし、知っている人でも聞きにくかったりもします。
学校から情報を提供されることも一般的には少なく、ひたすら手探りで我が子と学校の間に立つのは、とてもしんどいです。
親の会や、居場所などをみつけても、調子の悪い子どもを残して家を空けるのが難しかったり、初めての場所に気後れしたりと、なかなか外に出にくい、会に参加しにくいということもあるでしょう。
そんな時に、ネット上で先輩ママの体験談を読めたら、安心材料になり、早い段階での発想の転換に繋がるのでは・・・?
そう思ってこのヒューマンライブラリーのサイトを作ることにしました。
励みになるのはやっぱり「先輩の声」
「不登校」という状況になった時、もしくはなりそうな気配が見えた時、とても不安になりますよね。
・本当にこのままでいいのかな?
・いつまで続くのかな?
・いつも相談するママ友や親にも話しにくいし、話してもわかってもらえない気がするし…
・夫は、「甘やかしているからだ」と言われてしまうし…
など、心配な気持ちを、カウンセラーさんなどに話して一旦気持ちは落ち着いても、また不安な気持ちが蘇ってくることもあります。
そんな時に「これでいいんだ。」「きっと大丈夫なんだ」と深い安堵を感じさせてくれるのは、やっぱり同じ経験をした先輩の話ではないでしょうか。
いつでも、どこでも
ここでは、
・先輩がそばにいなくても
・親の会や相談できる場所が近くになくても
・地理的、時間的に会の参加が難しくても
・なんとなく気後れしている方でも
いつでも、どこでも、自分のペースで体験談を読むことができます。
「自分だけじゃないんだ。」「仲間がいるんだ。」と感じられる共通点がきっと見つかると思います。
偉い先生の言葉や、育児マニュアルのように答えが決まっているものではなく、こんなケースも、あんな場面もあって、色々な考え方があるんだなと感じられる体験談。
みんな違うことがよくわかる生の声に触れて、ほっと肩の荷を下ろしていただけたら幸いです。
学び場を選んでいる人たち
不登校になると、何とか学校に戻さなくてはと思うものですが、実際には、学校以外の学び場を選ぶ家庭も増えて来ています。
不登校の親同士で対話する機会を持ってみると、それを実感します。
一旦は学校に戻そうとしてみたけれど、どうしても子どもの様子からして無理だと判断して切り替えたという流れであることがほとんどですが、
そういう選択をしたお母さん達が口をそろえて言うのです。
「不登校になってくれてよかった。」と。
今、リアルに子育て中
このヒューマンライブラリー「桜」を書いてくださっているのは、ほとんどがお母さんです。
子どもの不登校を経験して、 学び方、居場所、対応方法などの暗中模索をした結果
・学校に戻ることだけをゴールと考えず
・学校以外の場所を選んで
・人生そのものを学びとして毎日を過ごしている
・今、リアルに学校以外の学び場を選んで育児をしている
そんなお母さん方が、マイストーリーをまとめてくださいました。
これから子ども達がどのように成長していくのは、正直誰にもわかりません。
けれどもそれは、学校に行っているor行っていない、とか、勉強が出来るor出来ないに関係なく、未来は「今この時」”One Time” の積み重ねであることに変わりはありません。
だから、今の子ども達の想いを大切にしたい。
そう思って、学び場を選んでいる方々です。
学校に居れば当たり前のように与えられる教育を、学校以外の学び場で行っていくというのは、大きなチャレンジでもあります。
けれども、それを選ぶだけの意義を感じ、小さなことでも、子どもと一緒にわくわくドキドキしながら、トライ&エラーを楽しんでいる家族が全国に増えています。
不登校になった時にすぐに読んで欲しい
ただでさえ、罪悪感を感じがちな不登校。
情報も少なく、仲間にも出会いにくく
勉強・テスト・進学・友達・仕事・将来・ゲーム依存・引きこもちなどと、色々なキーワードが浮かんで、心配が膨らんできます。
先の不安に押しつぶされる前に、ぜひ先輩お母さんたちのストーリーをお読みください。
いつもとは違った考え方・捉え方・伝え方に触れて、同じような経験をしている方に共感したりしてるうちに、心が軽くなるのを感じていただけたら嬉しいです。
・家にいていいのかな?
・社会性は育つのかな?
・ゲームばっかりで、どうなっちゃうの?
・ホームエデュケーションって具体的にはどんなふうにすればいい?
そんな疑問の答えも、きっと見つかるでしょう。
不登校でも大丈夫!
まずは、お茶でも飲みながら、ほっと一息ついてみましょう。
そうするうちに、きっと何か新しい考えが浮かんでくるかもしれません。
笑顔と安らぎが増えることを、心より願っております。
ヒューマンライブラリー「桜」
投稿者一同