イクミナルの学び環境コーディネーション®とは(3)
服を選ぶように学びを選ぶ(追記)
(学び環境コーディネーションの説明)
服を選ぶことと、学びを選ぶことで個人差反映度合いが違うことを書いてきました。前回は、サイズや機能について書きましたが、ファッションの場合は、こだわって選ぶことも可能ですし、自分を知って合うものを選びやすくするサービスまで出てきています。
例えば、みえないオシャレや小物、好きなブランドにこだわったり、骨格診断やパーソナルカラーを活かして選んだりすることです。
学びもこんな風に選ぶために、取り入れられることはないだろうかと考えます。
但し、学びとファッションではそもそも提供する仕組みが違います。
服は個人がお金を払って買うものなので、選択可能な範囲に違いが生じます。
対して学びは、主たる学びの場である学校の多くが公的なものなので、同じレベルで語るのは無理がありますが、自由と楽しさのある服選びと比較することで、できそうなことを探したかったのです。
画一的と言われても、皆に平等に教育が施されること、そうして生産性を高めることが必要な時代もありました。
そして今は、少ない教員で子ども達の安全確保をし、ボリュームのある教育指導要領をこなしているという現状。そこで、大きなことを掲げても難しいかも知れません。
ただ、不登校の状態にある子ども達に関わる時には、その子に合った服を選ぶようなつもりで関わっていただけたら嬉しいです。
その子のサイズ感や感覚やこだわりを知ろうとして、これまでとは少し違う関わりが生まれる。
子ども達が一番欲しいのはそういうこと。
着るもので言ったら、皮膚の状態とか肌着の心地よさとかそういう段階の話です。
服を着る時にそこを飛ばすことがないように、学びに関しても、学習を行う前の段階があってこそ学べる。
そんな感覚で関わることが個別最適化のはじめの一歩として必要かも知れない。そう思います。
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