不登校の子を持つ家庭の声を伝えること

イクミナルは当事者が運営する団体です。

運営に関わる者たちは、不登校に関わる様々な課題や子どもの特性などについて、学びを深めながら、当事者性を掘り下げることを大切にしています。

当事者の声を聴ききるという支援の場が少ないために、困り感を家庭で抱えがちです。それによる子どもの機会損失を防ぐために、当事者の声を深め、それを代弁して届けることが、 双方の歩み寄りをもたらすと考えているからです。

交流会では個人の声が集約され、共通の課題が明確になりました。更に、専門家と課題に取り組んだことで、より課題が現実化・具体化しました。

これ等から得られたことを、全国共通の保護者の悩みの一部として、伝えてゆきます。当事者の声を聴いたり、多様な教育の実践例をしることは、想像力を豊かにし、自分が孤立しそうになった時に自分を助ける術にもなるでしょう。

不登校や多様性受容に関する勉強会など、機会がありましたら、是非お声掛けください。

アンケートについて

イクミナルでは、2018年の春から夏にかけて、保護者向けにアンケートを実施しました。

その結果の一部を、以下のブログにまとめています。それ以外のデータについて、PDFにまとめて配布できるよう準備しています。(2020年7月予定)また、教育実践年報にもアンケート結果及び活動から見えてきたことを掲載しております。興味のある方は以下のリンク先からお取り寄せください。

一番理解して欲しかった人は誰ですか?

こちらからわかるのは、身近で頼りにしていて、常に関わる方々に「理解されない」という気持ちを持っていることです。また、毎日接しているわけではない方々にも、伝えて見た時に伝わらなかった経験をしていることもわかります。孤立しかねない状況にあることがここから見えてきます。

親の不安度

お子さんが不登校になった初期の頃の不安度を1~10までの数値で表した場合、ほとんどの方が8~10という高い数値であったと回答しています。現在の不安度、この「現在」までの期間は聞きませんでしたが、時間の経過と共に捉え方が変化していることがこの結果からわかります。その間にどのような要素があったのかということについては、オンライン交流会やセミナーに参加してくださった皆様の変化から考察してきました。

活動から見えて来たオンライン活用の効果

代表が、活動についてまとめたものがございます。NDL ONLINE(国立国会図書館オンライン)にて取り寄せることが可能です。

不登校の児童生徒を持つ保護者向けの「オンライン交流会」から見えてきた効果
掲載誌 教育実践年報 (3):2019 p.48-75

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