「Zoom」の利用に関して

私たちが交流に用いている「Zoom」というアプリケーションの脆弱性に関する報道をご覧になった方もいらっしゃることでしょう。

オンラインで交流会等を実施しているイクミナルとしては、以下のように対応してまいります。

少し硬い話ですが、不安の多い中で交流の場は欠かせず、そのような場を継続していきたいと考えているため、見解を記しておきます。

プログラミングやIT、ネット環境に関する専門家ではないため、一般ユーザー(ネット環境を利用したコミュニケーションツール利用者)として、可能な範囲での対応となることをご了承ください。

またアプリケーション上のセキュリティやネット環境の規制等にも日々アップデートがあることも書き添えておきます。


今後使用するアプリケーションについて

今後もZoomを利用していく予定ですが、他に有用なアプリケーションが見つかった場合は、そちらに切り替えることもあります。

現時点では、固有の名称はあげられる段階にありません。

「Facetime、Whatsapp、Signalといったアプリの方が安全ではないか」という声もいただきました。それらに関しては、OSや参加人数の柔軟性がそこまで大きくないものもあるようです。 他にも「Teams」を推奨する情報も上がってきておりますが、操作確認に至っておりません。

現在テレワークが進んでおり、さまざまなサービスが明るみに出て展開されておりますので、そのような情報にはアンテナを張って参ります。

柔軟性と脆弱性の高さは比例してしまうところはあると思われますが、それらを包括的にカバーするアプリケーションがあれば、より安心した交流の場が可能となります。

非常に高速で変化が起きており、流動的ではありますが、しばらくは、Zoomを継続使用する予定です。

イクミナルで考えている対応(Zoomを継続する前提で)

◎Zoomの会議荒らし対応として
・ミーティングIDにはパスワードを設け、参加者のみに伝達します。
・これまでも、同じIDを重複して利用したことはありませんが、毎回異なるIDを設定します。
・ミーティング参加者さんには、存在確認(お顔やお名前の確認)にご協力をお願いします。これまでも、初参加の方にはその旨お願いしてまいりましたが、安心して対話するため引き続きご理解をお願いいたします。

◎セキュリティの脆弱体対応として
・ホストが利用するZoomを常に最新版にアップデートして対応します。(Zoom側の対応を反映させるため)
・ミーティングやそれに伴うやりとりで、個人が特定されるまでの詳細な個人情報を求めません。(これまでも、交流会運営に伴い必要な範囲内の情報に留めているつもりですが、再度見直しを行います。但し、主旨に即した参加者であるかどうかといった点についての確認にはご協力をお願いいたします)
・ストレージ内にミーティングを録画した場合は、終了後、Zoomのストレージではなく、パスワード付のストレージに格納します。

※これまでご提供いただいた個人情報に関しましても、クラウド上に残らないよう収集後にクラウドから削除し、保管時はネットにつながらない方法で保管しています。

●ネット環境を利用する上で気を付けたいこと

ネット上のサービスを利用にあたっては、最低限ではあっても個人識別用データが求められますし、その上で行う交流や情報交換には制限はありません。

IT機器・ネット環境を利用した情報交換やサービス提供に関しては、法整備も追いつかないほど抜け道は果てしなく存在すると言われています。

オンラインを使ったサービスを提供する側はもちろん、各々のセキュリティ管理意識やモラルの維持がより求められてくるのでしょう。

情報とどう付き合うか

少し話はずれますが、この機会に少しだけ、情報との付き合い方について書いてみたいと思います。

今のように先が見えない時間が続く時、頼りになるのは情報です。

けれども、目に入りやすいテレビや新聞、ネットニュースで目にする情報の中には、不確実なものや偏ったものもあり、本当に知りたいことを得られないまま受け身になってしまいがちです。

生の声などはSNS等で確認することもできますが、それも断片的であるために、確実な情報をもとめて、どこまでも検索してしまうようなこともあるでしょう。

子どもが不登校となった時にも、情報は溢れるほどあるのにも関わらず、自分が本当に知りたいことを確実に、そして包括的に得られるところはなかなか見つからなかったかと思います。

この多くあるのに、確実ではない。
溢れているのに、見つけられない。

これが今の超スマート社会と言われる時代の常となりつつありますが、このギャップが焦りや煽りを生みやすいとも言えます。

ネット社会そのものが、まだまだ成熟しておらず脆弱である、ということなのです。

私たちイクミナルは、そういう経験(情報はたっぷりあるのに、必要な経験談や知識が得にくい)をしてきたからこそ、ブログでもSNSでもなく、包括的にリアルタイムで話せる場が重要と感じて交流の場を必要と考え、継続してきました。

セキュリティの脆弱性を考えると、オンライン上ではなくリアルに会って話せることに越したことはありません。ただ、それが困難であるがゆえに継続されてきた場でもあります。

リスクとメリット。その両方を知った上で選別していくことが、大切なのでしょうね。

イクミナルも何を優先すべきかを考えつつ、意思決定しております。

世の中の流れによって、変更等が生じることもあるかと思いますが、その際にはできるだけ説明を加えたいと思います。

こんなイクミナルですが、よろしければ今後ともお付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします。

(2020年4月6日 12:00Updated)

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