大人のもやもや研究所・当事者研究を行います。

こちらは、学校生活や学習に工夫や支援が必要なお子さんとその家庭をサポートする方向けの勉強会です。

支援者であっても、保護者であっても、本当に悩んでいる人の立場になって、いつもとは違う角度から現実を捉え直してみることが大切だと考えて「当事者研究」の実践を行います。

当事者研究というと耳慣れないかと思いますが、北海道の「べてるの家」という施設で用いられ、現在は東大の先端研究所の一分野としても取り上げられている、対話しながら気づきを得る会です。

【日時】10月16日(金)13~15時
【会場】zoomミーティングルーム
【定員】8名
【参加費】1500円

【開催に至った理由】

当事者という言葉を聞いたときに、どこか距離を保とうとしたり、同情心が芽生えたりすることはあると思うのですが、自動的にそのような反応が出てくるのは、実状がわからないからだと思います。

しかし、当事者側も、本当に困っている時には上手く伝えられないものですし、自分に何かが足りないような感覚から、相手の反応をみて言葉を引っ込めてしまったりもします。

コロナ禍では、そのような経験や心境を公にする方も出てきて、ようやく分断や偏見がゆるみ始めているようですが、どこか一般化された解釈に落ち着いてしまうような感覚も持っています。

本当に苦しい時は、支援者ではなく非支援者に相談する人が多いというデータもあります。それは、まずはただ伝えたことを価値判断無に受け止めて欲しいということなのだと思います。

当事者研究では、その価値判断なしの共感や納得が生まれやすく、他では味わえない感覚を得られます。それを、周りの方とも分かちあいたいと思い企画しました。

ゆくゆくは、「あの人にだったら話してみようかな。」「また聞いてもらおう。」そう思える当たり前で温かみのある関わりが、あちこちで、もっと増えることを願っています。

当日は、名ファシリテーターとしてご活躍の斉藤剛さんが、ファシリテーションしてくださいます。

【斉藤剛さんプロフィール】
社会福祉士。知的障がい・高齢等多分野で勤務を経て、精神障がい当事者活動に関心をもちNPO法人レジストを設立し理事長就任(ソーシャルワーカー兼任)。当事者主体の福祉を目指し神奈川県川崎市でピアスタッフ雇用(障害者雇用)する福祉事業所等運営。講演・支援者のメンタルヘルス活動も行う。

【参加方法】
現在、1~2名のみの募集となっております。
興味のある方は、参加希望理由とご自身の活動内容を添えてメールにてご連絡ください。

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