本州の端と端から不登校を叫ぶ交流会
地方ならではの悩みごとに目を向けてみよう!と立ち上がったこのイベント。
本州の北の端 青森の木村さんと、南の端 山口の村上さんが開催してくださいました。
今回も、多くの方に興味を持っていただき、とても前向きで、有意義なディスカッションが行われました。
地方の方ばかりでなく、首都圏在住の方も意外に多くご参加くださいました。
地方の方は、都会はいいですよね・・・・。といいますが
都会とはいえ、地域差、学校差があるのだという話が出ました。
カウンセラーや、フリースクールの数など、
都会が多いかと言えば、
人数比にしたらそうでもなさそうであることも、
互いのシェア情報からわかりました。
「ひとたび不登校となると、どこにいても孤独になりがちである。」
このように言ってもよいのではないか
ということを感じる対話がありました。
ただ、田舎だと新しい考えが受け入れられにくかったり
地理的に移動を車に頼らざるを得ないなど
都会エリアとは、また違った苦労も確実にあることも認識しました。
参加者同士が親近感を深める中で
「距離は遠くても、心の距離が近かったらつながり合える。」
そんな名言も飛び出しました。
更に、
「日本は鎖国を経験したり、改革が阻まれたりという歴史からも、多様性が受け入れられない風土があるのでは。」
という意見も出ていました。
海外での子育てを経て日本に戻られた方や
外国籍のパートナーをお持ちの方など
一旦外から日本を観る経験を得た方にとっては
日本の学校のシステムへの違和感は無視できないもののようでした。
オンラインだからこそ気軽に集まることが出来て
多様な意見を交わし合うことが出来ます。
正に「心の距離の近さ」を感じる交流会でした。
この交流会に関する記事を2018年12月19日の朝日新聞朝刊に掲載していただきました。